三浦綾子読書会

"一章ずつ読む三浦綾子”(注解参考書)の制作について

“一章ずつ読む三浦綾子”は〈ゆっくり読む読書会〉の準備をする方のための注解参考書です。これからの三浦綾子読書会に最も必要な物の一つです。

三浦綾子読書会にはいろいろなやり方がありますが、自主運営でゆっくり読む読書会が主流になって来ています。この流れは今後も変わらず、またそれが読書会が末長く続き広がってゆく最も主要な道だと思われます。自主運営の読書会のリーダーは、事前にその回の範囲(ゆっくり読む読書会の場合は、一章の半分~数章)を読み、準備をしておくことが必要ですが、その章の概略やテーマの中心が分かり、必要知識を得られれば、語り合うべきポイントや入口が見えて、その回の読書会の流れが構想出来ますから、安心して会に臨めますし、参加者の発言を理解しやすくなり、雑談や脱線があっても容易に本筋に戻ることができ、会も充実します。

この“一章ずつ読む三浦綾子”は、①各章の概略、②注釈、③設問例、④簡略解説 という構成です。こちらの見本をご覧ください。この“一章ずつ読む三浦綾子”と『あらすじで読む三浦綾子』(既刊)、そしてもうすぐ出来ます『三浦綾子読書会を始めよう』(読書会スタートブック)とがあれば、読書会は誰にでも開催できるものになります。また、一冊読んで来て語り合う読書会でも、読みの豊かさは作品の細部によるものですから、とても有用です。これを用いて“一章ずつ味わう一人読書会”も出来ますし、作品読解研究の基礎的資料にもなります。解説は、自由な読みを阻害したり、唯一の結論として権威づけられたりしないように簡略にし、注釈も多くなり過ぎないように簡略にします。設問例は実際の会において使える作品読み解きの進行の道具の参考例です。

サポーター(クラウドファンディング)募集!!

“一章ずつ読む三浦綾子”は、主要10~15作品程度を考えています。5年ほどかかる事業で、給料というものがほぼない私の全仕事の何割かの労力を割(さ)いての仕事になりますが、労多く、売れる部数も多くないので出版社は扱ってくれません。それで、この執筆と出版を支えて下さるサポーターが必要です。読書会の将来のためのプロジェクトに投資いただくクラウドファンディングとお考えくだされば感謝です。

サポートの金額は自由です。サポーターになって下さった方には、年数回のニュースレターによる報告と制作物の幾つかをお送りしますので、可能な範囲でモニター的にご意見をいただけると質の向上につながりますので感謝です。また、サポーターの方で、ゆっくり読む読書会を実際に開催しておられる方には出来上がった物の中から必要な章のものをご提供します。

1年に長編2~3作品程度を仕上げ、年度末(3月)に一冊にしてゆく予定で、年度単位でこのプロジェクトも更新します。途中で執筆不可能性もになる場合もあり得ますので、使用頻度が高いと思われる作品から着手します。1年目は『道ありき』『氷点』『病めるときも』『塩狩峠』『銃口』『独麦の季』『泥流地帯』(全)『続氷点』『母』『海嶺』という感じの順で取り組みたいと思います。編集製版、印刷、販売等の奉仕者(謝礼あり)も募集しています。

一年分の総必要金額:60万円 執筆に関わる費用、編集製版、印刷製本、販売等に関わる費用
サポーターお申し込み締め切り:2023年4月末日

お申し込み、お問合せ先は shiokaripass@gmail.com または090-2058-5978(森下)
お葉書等の場合は 〒070-8004 旭川市神楽4-1-3-9-102 森下辰衛 まで
*お申し込みの際は、住所、氏名、サポートくださる金額、お持ちの方はメールアドレス(ニュースレターなどの添付ファ イルの受け取れる)をお知らせください。お申し込み下さった方には、振込口座の情報などをお知らせします。

森下辰衛オフィシャルサイト「向こう岸へ渡ろう」にて、随時、サポーター人数と積算達成金額をご報告します。未達の場合は期限を延長しますが、12 月未達の場合は出版を延期、金額が年度の予定を超えたら翌年に繰越します。

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